Design Mattersについて
Design Matters(デザイン マターズ)はコペンハーゲンで毎年開催される「デザイナーによる、デザイナーのための」デザインのカンファレンスです。2015年に始まって以来、世界中からデザイナーが集まり、デザインに関する動向を共有するだけでなく、インスピレーションを与える場として発展してきました。来場者は年を追うごとに増え続け、2019年には1000人ほどのデザイナーがコペンハーゲンに集まりました。
Design Mattersは、1月27日~28日の2日間の開催で2度目の東京上陸となります。Design Matters Tokyo 21の様子はライブ配信され、感染拡大の状況が改善されれば、少人数での会場開催も予定しています。
Design Matters Tokyo 21 では、過去人気のあった素晴らしい登壇者のみならず、新しい登壇者を東京に招き、日本のデザイナーにデジタルデザインに関する見識や学びを共有する予定です。また、日本の熟練したデザイナーにも登壇して頂き、デジタルデザインに関する知見を共有します。
デジタルデザインに特化したカンファレンスであるDesign Mattersは、アート、音楽、北欧のライフスタイルからたくさんのインスピレーションを得ています。
Design Mattersのゴールは、現場で働くデザイナー達の生の声や、デザインの新たな動向を共有する場を提供することです。そのため、デザイナー達には制作の過程や挑戦したこと、アイディアの源泉をオープンに話すことをお願いしています。サービスの売り込みやつまらな話はお断りです。Design Mattersは、有能でヴィジョンを持ち、オタクで責任感のあるデザイナー達が、楽しく議論する場所なのです。全ては、デザイナーの今と未来のために。
今回のDesign Mattersでは、物理的な会場とライブストリーミングの会場の両方で、英語と日本語の通訳を配置し、誰もが講演やワークショップを楽しむことができるようにします。全体の司会進行は日本語で行われます。
EXPLORING NEW MOVEMENTSIN DIGITAL DESIGN
プログラムの構成
昨今の新型コロナウィルス感染症の影響により、Design Matters Tokyo 21は昨年とは少し違った形式で開催されます。Design Matters Tokyo 21はオンラインでライブ配信されます。加えて、参加者やスタッフの安全を第一に考えた上で、感染症関連の状況が改善されれば、最大50名程度の聴衆を集めての開催致します。
ライブストリームのチケットをお持ちの方は、ご自宅やオフィスにいながら、安全かつ快適に会議に参加することができます。また、カンファレンスが終了した後も、同じプラットフォーム上ですべての講演を再視聴することができます。物理的なカンファレンスにご来場頂いた方にも、講演の録画をご覧頂くことができます。
デンマークの遊び心を知る!
Design Mattersへの来場者が国際的になる従って、我々の楽しくて、型破りで、反逆的なアプローチをもっと「輸出」して欲しいと言われるようになりました。クオリティーを維持しつつ、くだけた雰囲気を出すのは、デンマークの特徴の一つなのです。
Design Mattersは、この点においても他と比べて抜きん出ています。楽しくてフェスのような雰囲気。アイディアを共有するオープンな雰囲気。デンマーク人が大切にするHyggeな (ヒュッゲ、居心地のいい)時間と空間を東京にもご提供します!
Design Mattersのもう一つの特徴は、かっちりした、大企業的なメインストリームのカンファレンスではないことです。日本のデザイナーにとって、メインストリームの考え方やアプローチから外れることは、少し心地の悪いことかもしれません。そんな日本のデザイナーの方へ、新たな風と新たな視点をご提供したいと思います!
日本人は北欧のデザインやデンマーク人のアプローチに興味があることを知りました。日本人は外に向かってインスピレーションの源泉を求めているのだと感じます。東京を選んだのはこのためです。
日本は長年職人技による質の良いプロダクトにこだわってきました。一方でデンマーク人は実用面や外見を重視することで知られています。Design Matters Tokyo 21 はその両者がちょうど混じり合う交差点になるのです。
拡大するDesign Mattersのコミュニティー
私たちは、コミュニティーの力を信じています。たくさんのクリエイティブなマインドを持った人達を集め、話し合う場を設けることができたことを誇りに思っています。
遡ること2015年、コペンハーゲンのデザイナー150人が集まることからDesign Mattersは始まりました。そして2019年には、世界45カ国から、1000人のデザイナーがコペンハーゲンに集結するまでに成長しました。今回の東京でのイベントは、規模は小さくなるものの、中身が薄くなるわけではありません!是非世界のデザイナーコミュニティーに参戦しましょう。
Design Matters の持つコミュニティーは多様であり、知識も豊富です。テーマの内容やスピーカー(登壇者)の候補者も、このデザイナーが集まるコミュニティーを頼りに探っていきます。一方で、世界中を旅する中で、その地域の第一線で活躍するデザイナーに出会い、アイディアを得ることも大いにあります。